渓水寮は以前は男子寮でしたが、1998 年に女性の入寮希望者が現れ、当時の寮生間で議論が重ねられた結果男女混住寮となりました。

その際に渓水寮の「男女混住についての誓約」が作成されました。

男女混住についての誓約

私達渓水寮生は、両性の平等の名の下に、人としての個性が没却され、殊更両性の同権のみが強調される現代社会において、異性の異性として侵してはならない。

領域を正しく認識すると共に、異性を等しく個性ある人間として接することにより、異性への無知と偏見とを除去し、本寮における稀有な経験を社会に還元する名誉ある地位を占めたいと思う。

私達は、誰でも、同性の立場にのみ専念して異性を軽視してはなら ないのである。

この道徳は普遍的なものであり、この道徳に従うこ とは、本寮において、異性と協和して生活する者の責務であると信じる。

ー『男女混住についての誓約』より抜粋ー

男女混住という形式の寮はそれほど多くはありません。 そのため、この男女混住という点を不安に思ったり懸念されたりする方もいらっしゃるかと思いますが、このことに関しては特別心配されなくても大丈夫です。

渓水寮は13人という比較的少ない人数の寮ですので、ひとりひとりの寮生とのかかわりが大変多くなってきます。

お互いを尊重し合い、みんな”素”の状態で寮生と接します。 そのため、寮の仲間はいわば歳の近い兄弟姉妹のような存在になってゆくのです。

男女を問わず、みんなで何かをすることが好きな人ならばきっと寮生活を楽しく過ごしていただけることと思います。